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マウンテンバイク世界選手権報告

マウンテンバイク世界選手権報告

<オーストラリア・ケアンズ1日目>  成田空港からケアンズ直行便のため、移動はそれほど苦にはならず、午前は空港からホテルへ移動。今回の遠征は宿泊先がロッジのため食事はそれぞれの部屋で自炊生活。早速近くのスーパーへ食材の買い出しに行く。

今回はチームメイトで同い年の神永選手と同部屋であった。

 午後はレースコースの下見をするも、試走はまだできず・・・

翌日からはコースに入れると思うので、楽しみで仕方がない。

その後選手みんなで会場近くのビーチに行きましたが、波が高く本来の綺麗さはありませんでした。

<ケアンズ2日目>  初めてのコース試走。最高の難易度のコースでとにかく楽しすぎる!

落差が大きく、落ちるセクションが多いため最初の1周は時間をかけ確認した。

なんとか全部を走りきることはできたものの、まだいい感覚を掴みきれていないため、明日からのオフィシャルトレーニングではしっかりと試走し、3日後のレースまでに良いイメージを掴みたいところ。

 自炊のご飯はいい感じに作れ、この日はパスタとサラダを作る。

<ケアンズ3日目>

StartFragment 前日の試走でダメだったところを反省して、気持ちよく走るイメージをして試走に臨んだ。落差の大きなセクションやロックセクションは正確なバイクコントロールが要求されるため、進入からどこのラインを通すかをイメージした。

 しかし試走1周目ですぐにパンクさせてしまう。少し気持ちが焦っているのかも。

シーラントを入れてパンク穴は塞がったので、気を取り直して再度コースイン。  2周目はエリートの山本幸平選手と前田公平選手の後ろを走らせてもらい、それまでジャンプのタイミングがいまいち掴めていなかったが、前を走る選手に合わせるといい感じに跳べた。

 明日のチームリレーは各国の選手の走りを見て学び、木曜のレースに向けて調子をあげていきたい。

EndFragment<ケアンズ4日目>

StartFragment いよいよ今日から競技がスタート。今日は国別対抗チームリレー。自分は出場しなかったが、日本チームは16位でフィニッシュ。  午後からはコース試走となり、コースを2周して翌日のレース本番への最終確認をした。

レース周回はスタートループ+5周に決まり、ハードでテクニカルなコースなので、最後まで集中して冷静に走りたいと思う。  この大会に照準を合わせ、8月にはマレーシアまで遠征してUCIポイントを獲れたため、スタート位置は中盤あたり。マレーシア遠征が無駄にならないようスタートを決めたい。

EndFragment<ケアンズ5日目・レース当日>

 いよいよ決戦の日 

ケアンズに来てから食事も睡眠もしっかり取れているので体調はいい感じ。

スタートはUCIポイント順で3列目位の位置でスタートだったが、最初のコーナーに入ると、すぐ前で小さな落車が発生し位置を下げてしまい、スタートループを30位前半で通過する。

 2週間雨が降っていないコースは、サラサラの砂が砂埃として舞い上がり、混んでいる状況では全く前が見えず、正直恐ろしい。

1周目は所々で渋滞が発生し、ほとんどエスケープ(う回路)を選択した。

2周目で少しリアタイヤに違和感を感じ、スローパンク(少しずつ空気が抜けていく状態)だと気が付いたが、レース中はとにかく必死で走っていたのと、パンクに気をつけなければならない箇所が多すぎたため、どこでパンクしたのかはわからない。違和感を感じながらも、どうにかそのまま走り、4周目の前半のピットでタイヤ交換をして再スタート。このあたりで55位ほどまで順位を落としてした。

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タイヤ交換後は上りも下りも調子が戻り、ピットインしていた間に抜かれた分を巻き返したいが、各国の選手も必死であり、思うように順位を上げることが出来ない。今思えばタイヤチェンジのタイミングが遅かったと思うので、もっと早く変えておけばよかったと反省している。

 最終的には後半で4人ほど抜き、50位で完走することは出来たが、レース全体として上りでも下りでも小さなミスで抜かれてしまったうえ、パワー不足で走りきるだけで精一杯であったため、もっと技術とパワーの向上が必要だと感じた。

 来年もジュニアカテゴリーでチャレンジできるため、しっかりと1年間かけて準備していきたいと思う。EndFragment今回、世界選手権にチャレンジできる機会を頂いたことは自分にとって大変貴重な経験であり、また遠征にあたり多くの皆さんからのご支援・ご声援を頂き、誠にありがとうございました。

 来年は世界のトップ20以内のレベルで走れることを目標に、今自分にとって何が必要であるかを常に考えながらトレーニングに励みたいと思います。

今後も応援よろしくお願いします。

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