大会名:マウンテンバイクアジア選手権
カテゴリー:男子ジュニア コースコンディション:ドライ 距離:スタートループ+4周=20.74km 結果:4位
1年ぶりにこのアジア選手権の舞台に戻って来ました。去年の中国では5位で、今回はジュニア最後の年になるため、優勝したいという気持ちが去年より大きくありました。
1か月前に出場した「アジアシリーズ第1戦・フィリピン」はマニラでの大会でしたが、今回はフィリピンのセブ島・ダナオで行われました。会場周辺は小さな民家がいくつかあるだけの、とても自然豊かな山でした。
この大会の前半(5月4日)に行われた国別対抗のXCR(クロスカントリーチームリレー)は、数日前の雨の影響により、路面がぬかるんでいる箇所が多く、タイヤとフレームへの泥詰まりが激しく、レース中に何度も止まって泥を取る必要がありました。
自分は日本チーム(5名)の第4走として出場し、昨年に続き【銀メダル】を獲得することが出来ました。
中一日をおいて、5月6日に開催されたXCO(クロスカントリーオリンピック)は、雨の影響はなく、コースはドライのコンディションで行われ、最初の予定では3周回の予定がスタート30分前に4周回に変更されました。
スタート前から気温がとても高く、内臓の温度を上げすぎないよう気を付けながらアップを行いました。日本を出発する前に熱中症対策の講義を受けていたため、その内容を思い出して行うことができました。
スタートは1番コールの1列目
とても緊張しましたが、それと同時に、このアジア選手権を走れることを嬉しく思いました。
スタートにはうまく反応し、2番手でループの登りを上りましたが、ループの出口のコーナーのぬかるんだ路面で滑り脚を出してしまい、ペダルキャッチに少し戸惑う間に2人ほど抜かれてしまいました。
1周目の下りは落ち着いてミスなく走り、パック(単独ではなく数名のグループで走ること)を作ることを意識しました。前に5、6人のパックがありましたが、ペースを上げてもなかなか追い付けません。登りが思った以上に苦しく、長く感じました。
結局1周目は登りで先頭との差が開いてしまい7位ほどの位置で通過
暑さへの対策として、フィードでは毎回新しいボトルを受け取り、氷を首の部分に入れたりしながら、1周のうち3回ほどボトルの水分を補給しました。
周回を重ねるごとに気温が上がり、ペースも上げられない状態になって、登りが終わるごとに軽くめまいがしました。
前の選手がだんだんと落ちてきたので、必然的に順位は上がっていきましたが、トップとの差はなかなか縮まりません。
2、3周目は前の選手を抜くことだけに集中し、前を見て走りました。
最終周回に入り、前の選手が折り返してきたのを確認して、タイムギャップを測り、20秒ほどの差で、追い付けない位置ではないと思ったのでペースを上げました。下りでは差が縮まったものの、登りでは離されてしまいます。
最後のフィードでメカニックの今田さんに『前行ける!』と声をかけていただき、気持ちを入れ直しました。
登りで見えていてもう少しだったのですが、追いつくことができませんでした。
ゴールしたときはとても悔しく、ハンドルを殴ってしまいました。
しばらく何も考えられない状態でしたが、またこのアジア選手権の舞台で走りたい。そう思いました。
このレースのために準備してくれた家族と、たくさんの応援の言葉をかけてくださいました後援会の皆さま、ありがとうございました。
また、毎日遅くまで整備していただいたメカニックの小林さん、榎本さん、マッサーの中山さん、軽部さん、いろいろなアドバイスをしていただきました鈴木監督、選手の皆さん、ありがとうございました。
来週(5/13)は八幡浜国際MTBレースです!海外から速い選手が来ますが、八幡浜はホームコースなので、連覇目指して頑張ります。
これからも応援よろしくお願いいたします。
Photo by 📷 中川裕之 さん かっこいい写真ありがとうございます。
バイク:ANCHOR XR9 コンポーネント:Shimano XT ペダル:HT LEOPARD M1(PAXPROJECT様) ホイール: NEXTIE カーボンホイール手組 タイヤ:SPECIALISED FAST TRACK 2.1inch 空気圧::F1.4bar R1.4bar