八幡浜国際マウンテンバイク大会
- seishirohmurakami
- 2018年5月19日
- 読了時間: 6分
大会名:八幡浜国際MTBレース2018(UCI-1) カテゴリー:男子ジュニア コースコンディション:マッド 距離:4.1km×5lap=20.5km 結果:1位
GWにフィリピンで開催されたアジア選手権が終わってから体調が優れず、この1週間はローラー台にも乗らず食事と睡眠をきちんと摂り回復に努め、軽く体幹トレーニングとストレッチを行ってきました。
今回のレースには、一週間前のアジア選手権2位の韓国選手、3位のカザフスタン選手、昨年の世界選手権7位のオーストラリア選手がエントリーしていました。アジア選手権の雪辱を晴らすべく、地元での大会でもあるため、必ず勝つという気持ちで臨みました。
前日は会場に昼前に入り、軽くローラー台に乗りました。 コースは普段から走っているので、多少のコンディション変化は多目に見て、午後の試走では、これまでのレースで調子の悪かったフロントフォークをPAXPROJECT様にお借りしたROCKSHOXのフロントフォークに交換し、セッティングを出す時間に費やしました。
サスペンションのエア圧の変化を記録できる機械を取り付け、1周ずつの走行データを取って、自分の走りに合わせたセッティングを出して頂き、4周ほどでセッティングができ、乗り始め最初の頃とは全く違った乗りやすいバイクになり、前後のバランスが取りやすくなったように感じました。
レース当日 朝はゆっくり準備をして自宅を出発しました。レース会場までは車で20分程なので本当にいい環境にあるなと実感しました。
午前中に弟が出場するユースカテゴリーのレース前には雨足が強くなり、コースは完全にマッドの状況
タイヤの選択に悩みましたが、弟のレースを観ながら路面状況を確認し、レース終了後にはすぐタイヤの空気圧を調べて大体のデータが揃い、タイヤはオールラウンドに対応できるタイプのものを選択し、ドライのレースよりも0.15barほど空気圧を低く設定することにして、泥のレースのイメージを膨らませていきました。
スタート1時間前からローラーでゆっくりとアップを開始
軽めのギアでゆっくり回して、血行が良くなっていくのを感じました。
スタートは1列目真ん中から左寄りで、両サイドを海外選手に挟まれていました。ピストルの合図にうまく反応し、周りの選手の様子を見ながら6位あたりでシングルトラック(選手一人が走れる幅のコース)に入っていきました。

今回のレースは5周回で、コース前半は幅が狭く、抜きどころが限られています。また2分前にスタートしたエリートクラスの選手を上手く抜きながらポジションを上げる必要があり、積極的に攻めながらも冷静な判断で少しの隙をみて少しずつポジション上げ、1周目中盤の時点では先頭が見える位置の4位で落ち着いて走り、呼吸もあまり苦しくない状態でした。
1周目の桜坂(コース中盤部分で最も観客の多い箇所)でカザフスタンの選手?を捉えて2位に上がり、その後の「ゴジラの背中」と呼ばれる根っこセクション手前でトップのオーストラリアの選手の後ろに付くことができました。
このコースの根っこの配置はほとんど知っているので、トップの選手がラインを少しはずして転けた隙に、下車で脇を抜いていきました。
路面状況がわからない1周目のこういった滑りやすいセクションでは、無理に乗車でクリアするのではなく、下車で押すという選択が速いことは、マウンテンバイクだけでなくシクロクロスのレースなどを走って経験しており、迷わず自転車を降りる判断をしました。
その後は後続の選手との差を確認しながら、自分のいつもの練習の時と同じように雨の日用のラインを走っていきました。
目に泥が入り、前が見え辛いことが何度もありましたが、フィードでかけ水を取りながら走りました。
路面はヌタヌタの箇所も多く、レース中は多くの選手がコース上で滑って落車していました。
今回のレースではタイヤ選択に迷いましたが、あえてマッド用のタイヤではなく、どちらかというとドライ用に近いオールラウンドに使えるタイヤを選択しました。
理由は、マッド用のタイヤはタイヤのノブ(ブロック)の一つ一つが大きくて高く、路面と点で接地することになり、八幡浜のような木の根が多いコースでは滑りやすく、また、ノブが路面に刺さることで走行抵抗が大きくなると判断したからです。
このような路面状況では、点(ノブ)で路面を捉える(刺す)よりも、面で路面を捉えてグリップを稼ぐことが重要だと考えました。

このタイヤ選択がズバリ的中し、マッドコースでも安心して攻めた走りをすることが出来ましたが、4周目の桜坂でハンドル右手部分のリアシフターの取り付けボルトが緩んできたことから、変速し難い状況であることに気づき、フィード(部品交換ができる箇所で、今回はグラウンド内)に向かってその状況を叫びましたが、この時は詳しい状況がフィードに届いていなかったようです。
グラグラするリアシフター本体を親指で押さえつつ、変速は最低限とし、中指でブレーキ操作を行いました。2年くらい前まで2本指でブレーキをかけていたため、その感覚を思い出しました。

どうにかシフターを落とすことなくフィードに戻りましたが、工具の大きさが違ったため緩んでいたボルトを締めることができません。
残り時間とネジの抜け具合から、このままあと半周は行けると判断し、その状態のままフィードを出ました。
その後も同じように親指で部品を抑えながら北コースを走りきり、再び戻ってきたフィードでは2人体制で素早く水を掛けて泥を流し、緩んだボルトを締めてもらい、タイムロスを最小限におさえて再びコースイン
この時点で2位のオーストラリアの選手がすぐ後ろに見える位置まで迫っており、周回を重ねるごとにオーストラリアの選手はマッドの路面に対応した走りを見つけたようで、少しずつ差が詰まってくるのがわかり、プレッシャーを感じながらもミスだけはしないように冷静に走りました。
(レース後にMatthew Dinham選手に聞くと、オーストラリアは晴れのレースが多く、泥のレースは5年ぶりくらいだと言っていました)
そしてどうにか最後まで逃げ切ることができ、地元での大会で優勝することが出来ました。 ホームコースで、勝つことができて本当に嬉しかったです。
悪天候のなか、たくさんの応援、また、サポート・フィードスタッフの皆様ありがとうございました。次戦、富士見も頑張ります!

Photo 📷 伊東さん、宮田さん、新大くんありがとうございます。
バイク:ANCHOR XR9 コンポーネント:Shimano XT ペダル:HT LEOPARD M1(PAXPROJECT様) ホイール: NEXTIE カーボンホイール(手組) タイヤ:SPECIALISED FAST TRACK 2.1inch 空気圧::F1.35bar R1.35bar