大会:2018 UCI Mountain bike World Championships XCO カテゴリー:XCO男子ジュニア コースコンディション:セミマッド 距離:ショートループ+5lap 結果: 98位 -3lap バイク:BRIDGESTONE ANCHOR XR9 コンポ:Shimano ホイール: NEXTIE カーボンホイール(父の手組) タイヤ:SPECIALISED FAST TRACK 2.1inch 空気圧: F1.5bar R1.5bar ギア:F 32T R 40T-11T フロントフォーク:FOX SC (上野サイクル様より借用) サスペンションエア圧:65psi
StartFragment
今回で2回目の出場となるマウンテンバイク世界選手権。今年はスイスのレンツァハイデという小さな町で行われました。 標高が1500m以上ある所でレースをするため、2週間前に現地入りし高所トレーニングをしました。 練習では強度の高いインターバルをすると少し頭痛がしました。
今年はシーズンが始まると同時にUCIポイントを獲得できるレースに出場するため、フィリピンなどへ海外遠征に行き、その甲斐あって、今年のスタートゼッケンはNo.10で2列目からのスタートでした。これほど前でスタートできることはとても嬉しかったです。
(スタート) スタート30分前に雨が降り気温が下がっていたので、アップを十分に行いボックスでもローラーをしながら待ちました。UCIランキングの上位選手が集まるボックスはとても緊張しました。
スタートは2列目の一番右側を選択
会場に響く大音量のBGMで緊張と興奮が同時に起きる感覚を感じ、集中しました。
ピストルにうまく合わせスタートしました。ペダルをはめるのが少し遅かったですが、はめながら踏み込んで行きました。 1コーナーが左曲がりであるため、アウト側になるので、インから膨らんでくる選手にはうまく対応できました。
その後の登りは順位を落とさないように集団に付いていきましたが、オーバーペース気味になり苦しい展開。
最初の下りは先頭付近で落車が発生し、激しい渋滞で下車を余儀なくされました。足元はたくさんの根っこと落差のある段差で、歩くのも大変な状態でした。ここで少し順位を下げてしまい、その後のセクションでも前が詰まり、下車を選択しました。
その後のハイペースなレース展開にもうまく対応できず、1周目前半に先頭集団から離れてしまいました。順位を落としてしまった焦りからミスが出てしまいさらに順位を落としてしまうという悪循環。
2周目に入りようやく自分のリズムをつかめ、長い登りで前に居る選手に追い付きパックで走るよう心がけましたが、ほぼ同じペースの選手なので順位は上がらず。 2周目後半に前のパックに追い付ける距離になっていたので、3周目の登りで追い付くようペースを上げました。
登りきって下り始めたところでラインを外しそうになり、踏ん張った時、フロントタイヤをこじってしまいエアが抜け、リム打ちしてしまいました。 エアは少しずつ抜けていき、200mほど走った所で下りを走るには厳しい状態になり、バイクを押して走りました。
まだ諦めたくない気持ちと、自分のミスへの苛立ちを抱えながらピットまでの長い道のりを押しました。 ピットではメカニックの白井さんに高速でタイヤを交換してもらい、気分を入れ換え走り出しましたが、長い間押して走った脚はつりかけてなかなかペダルに力を込めることができませんでした。
その結果80%カットを受けてしまい、レースが終わってしまいました。
マウンテンバイクのレースで初めて完走できなかったレース。とても悔しく、レースが終わったことを受け入れたくありませんでした。自分にとって過去一番の悔いが残るレースでした。
この1年で準備してきたつもりでしたが、まだまだ力不足だと実感しました。
今後のレースでは常に世界で走ることを意識して、国内の順位にこだわらず、常に世界を目指してレースや練習に我武者羅に取り組みたいと思います。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。これからも日本代表として、世界選手権で上位に入ることを目標に頑張ります。
Photo by 📷 中川 裕之さん 最高の写真ありがとうございます!
EndFragment