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2022 Coupe du japon #1 菖蒲谷大会

日時:2022年4月23日、24日

会場:兵庫県たつの市菖蒲谷森林公園

結果:XCC男子エリート8位、XCO男子エリート8位



 今シーズンの開幕レースであるCJ菖蒲谷大会


 昨年は大学の県外移動制限により2レースしか出場できなかったためマウンテンバイクレースは久しぶりであった。出場メンバーをみると、アジア大会の選考会を兼ねていたため全日本選手権同様の顔ぶれだ。


 自分的にこの菖蒲谷のコースは国内のレースでも1,2に入るテクニカルなコースだと感じている。


 体調は普段のシーズンと変わらないくらいの調子ではあったが、パワー系のトレーニングができていないためパワーでの勝負が難しいと感じていた。



【1日目】


 土曜日早朝に愛媛を出発し、昼前には会場に到着してすぐに試走を行った。


 試走終了後にフロントサスペンションが正常に動かない状態となったが、修理を行う時間がなく、そのままXCCのスタートを迎えた。


 この日は体調は悪くなかったが、終始走りにキレがなくバイクをうまく進めることができない感じがした。

このレースで翌日のレースのスタートポジションが決まるため、最低でも8位以内でレースを終えることに集中し、一時は9位まで落ちてしまったが、最後は8位でのフィニッシュとなった。


 レースというレースにはなっていない感じであったが、とりあえず2列目スタートを確定することができたので、このレース内容を反省しつつ2日目のXCOへ気持ちを切り替えていった。



【2日目】


 2日目のXCOは朝から降り続く雨の中でのマッドレースとなった。


 会場到着後、愛媛からレース参戦のため会場入りしていたサイクルショップフィールド社の上野亮さんに前日トラブルの発生したフロントサスペンションの修理を現場で行ってもらい、おかげで不安要素はなくレースに挑むことができた。


 この日は時間の経過と共にコースコンデションが変わっていったが、天気予報を見てあらかじめ決戦用ホイールに雨用のタイヤを装着してきて正解であった。


 朝のコース試走は行わず、先にレースを終えた方たちから情報をもらいながらタイヤの空気圧を前日より0.1Bar低く設定して走ることにした。 スタート位置は前日と同じ2列目で、スタートループでは渋滞に巻き込まれないために前の方で展開しようと考えていた。


 スタート直後、左右の選手にラインを潰され、前に出ることが難しい展開となったが、池の横である程度抜きやすくなったタイミングで前に行くことができた。しかし、ホームストレート横に降りてくる下りでフロントのチェーンリングからチェーンが外れたため直している間に3,4人に抜かれてしまう。


 こんなに早くチェーンが外れるのはおかしいと思いつつも始まったばかりのレースを諦めることなく気持ちを落ち着けて走り出すことにした。



 雨でぬかるんだ路面にタイヤを取られて前を走る数名の選手が転倒するなかをうまく切り抜けながらスタートループを終え、次の周回に入る。


 順調に順位を上げ、5位の松本選手に追いついてしばらくパックで走っている間に2度目のチェーン外れが発生。これでかなり差が開いてしまった。

 

 最初のチェーントラブル以降、2か所あるフィードで毎回チェーン周りに掛け水を行っていたにもかかわらず何度もチェーンが外れてしまい自分の技術不足を感じながら我慢の走りとなった。


 残り2周に入る手前の下りの後の登り返しに入るタイミングでドロッパーポストを戻そうと右手の親指でレバー操作しているとき、路面のギャップで濡れた手がハンドルから滑ってしまい落車してしまった。左手と左足にかなりの痛みがあり、その後は体をうまく動かすことができずリズムを取り戻すことができない。


 傷みに耐えながらレースを継続するも、その後は後続の選手に抜かれ7位になり、せめて最終ラップは気持ちよく走りたいと思っていたが、それからも2度のチェーン外れに見舞われる。復旧している間に後続の選手にも抜かれ最終的に8位までポジションを落としてのゴールとなった。



 久しぶりのレースであったが、いろいろな面で実力不足を痛感した。


 レース後に機材を確認したところ、今回のチェーン外れの原因はこれまで数レースで使用してきたチェーンの伸びであった。


 その他にも色々なパーツを何シーズンも使用しているため、トラブルが発生しやすい状況になってきているので、次のレースまでにはできる限りのパーツ交換や対策を行い、ノントラブルでストレスなくレースに臨めるようにしたい。


 体のほうも落車のダメージを回復させつつ、今回のレースで感じたことをもとに練習メニューを考えていくことにしたい。


 最後になりましたが、フィードでサポートしていただきました皆さん、熱い応援をしていただきました皆さん、ありがとうございました。また、平素より応援していただいている皆様にも感謝しています。


 次戦の朽木大会では表彰台に乗りたいと思います。今後も応援よろしくお願いします。


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