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第27回アジアマウンテンバイク選手権大会

大会日:2022年10月18日~21日

開催地:韓国・スンチョン

天候:晴れ

リザルト:チームリレー2位、XCO-5位(男子U23)



 今年で5回目の出場となるアジアマウンテンバイク選手権


 コロナ前に開催された2020年タイ大会以降2年ぶりの開催となった。


 2020年はU23カテゴリー最初の年で3位という結果であったが、U23カテゴリー最後の年となる今回は、今後のレース活動のために少しでも上位でゴールしてUCIポイントを獲得することが大きな目標であったが、順位にこだわりすぎて気負わないように、自分の全てを全て出し切ることだけを考えた。


 日本代表メンバーは10/16に成田空港集合であったため、前日の15日に愛媛から成田入り。韓国インチョン空港到着後は貸切バスでレース会場のスンチョンまで移動した。


 19日に開催されるXCR(1チーム5名で走るクロスカントリーチームリレー)の日本チーム第3走として出場することが前日に決まり、レースに向けて少しずつ気持ちを高めていく。

チームリレーはこれまでもアジア選手権や世界選手権での出場経験があるが、個人戦とはまた違い国別対抗の仲間意識がより強く、非常に気持ちの入るレースである。


 日本は第1走から第4走までトップをキープしていたが、最後の第5走の選手がパンクにより、それまで2位を走っていたカザフスタンに抜かれ、惜しくも2位でのゴールとなった。

パンクが無ければ・・・、と思うこともあるが、自分が出走した区間でカザフスタンに15秒縮められてしまっていることから、この差を逆に広げることができていればパンクがあっても追い抜かれることはなかったのではないか・・・・。

 この悔しさは二日後のXCOで晴らそうと気持ちを切り替えた。



 なお、この日は前日の試走とは違うホイールで走ったことから、タイヤのエア圧の設定を少し高めにしてしまい、うまくトラクションをかけることができなかった。

完全に自分のミスであり、レース後はすぐXCOに向けて試走を行い空気圧の設定を完璧に準備した。



 チームリレーから二日後となる21日


 個人戦であるXCO男子U23は21名の出走であった。


 スタートループは落ち着いて走り、スタートループ終了後の本コースに入るまでに上位パックに入るプランであった。


 焦ることなく本コースに入ることができたが、5番手あたりでシングルトラックに入ってしまったため、抜きどころが少ないコースで1周目からすでに先頭3名の選手と離れてしまう結果となってしまった。




 1周目後半からは4位パックの先頭でレースを展開したが、前を走る3位の選手には全く追いつくことができない。


 斜度のきつい登りで後ろを走るタイの選手を離すことができたが、緩斜面の登りと下りで追いつかれることを繰り返す展開となった。



 下りではペースを上げて追いつかれないように走りたいという思いはあったが、鋭く尖った石が多くあるコースは、とにかくパンクしないように走ることに集中して常に自分の気持ちを抑えながら下った。


 最終周回の残り半周地点の登りでリアタイヤのトラクションが抜けた際に、右の膝をシフトレバーに強打してしまい、一瞬力をかけて踏めなくなったところをタイの選手に抜かれてしまう。






 その後の下りでも少し離され、急斜面でどうにか追いつくことができたが、パスすることはできず、下りに入った際に再び差をつけられる。


 下りに入るまでに絶対に前に出たいと思ったが、力が足りず追いつけない。


 最後の下りも、気持ちを切らすことなく集中して走ったが、結果的に4位の選手には追いつくことができず、5位でゴール。


 一瞬のミスで順位が入れ替わり、自分の得意とする部分とこれから克服しなければならない部分を改めて感じた。


 レースは結果が全てであるため、この結果を受け止めて今後に繋げていくことが強くなるための方法の一つだと考える。


 今回の結果は満足のいくものとは言い難いが、自分の今の実力を出し切った結果であり、とにかく現状を受け止めて次に繋げるしかない。


 日本代表としてレースにチャレンジすること。日本代表に選ばれ続けられる選手で、結果を出せる選手になりたいと思う。


 平素より応援していただいております、後援会、関係者の皆様、ありがとうございました。また、日本チームの皆様、多大なるサポートありがとうございました。


 今後はジャパンマウンテンバイクカップとXCC全日本選手権、XCO全日本選手権に出場予定です。


 一つ一つのレースに集中して挑みたいと思います。


 応援よろしくお願いします。




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